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骨を鳴らすような急な衝撃を与える手技を行わないで調整の効果が出るのには、いくつかの理由があります。

       なるべくお身体に負担のかけない手技を選ぶ理由について、ご説明します。 

 

  | 強い力に対しては反発もある

私達の体と心は何か大きく変化しようとすると、危険な状態と警戒して元に戻ろうと反応します。脳科学では「恒常性」といいます。体温が上がると汗をかいて熱を下げ、下がると毛穴を閉じて熱が放出しないように平熱を保とうとする生理作用もその1つです。整体にもこの作用が働きます。

強い力をかけると脳が危険を感じ、体を元に戻そうと働くため変化が現れにくくなります。弱い力であれば脳は攻撃と認識せず「無理に変化させられた」と感じずに素直に変化し、戻りも少なくすむといわれています。

 

 

   リラックス状態の方が、体は修復される

活動している時や興奮している時は自律神経の交感神経が優位になります。逆にリラックス時は副交感神経が優位になり、細胞はこの時に修復されます。このため体を変化させるには、リラックス状態であることも重要です。痛いほど強くしてしまうと、体は緊張し変化しづらくなります。痛みのある手技を行わなくても、十分に効果は得られます。

 

 

   軽い刺激だけで細胞は活性する

整体と体液はあまり関係がないと思われている方もいらっしゃると思いますが、とても大切です。体の痛みや、可動域の狭さと巡りの悪さ・冷えは多いに関係があります。この循環を整えていくことも、実際お身体が辛いと感じている方には効果的です。

細胞活動で出てきた老廃物を毛細血管へ運ぶ間質液、それを腎臓や肝臓へ運ぶ静脈もそれ自身では流れにくく、滞りやすい性質です。この間質液は強い力ではかえって流れにくく、弱い刺激で流れます。むくみやハリなども間質液や静脈の流れが悪い時に起こりやすいため、弱い刺激は効果的です。

ぜひ普段から体の自然治癒力によって細胞が修復されやすいよう、ご自身でも意識的にお身体を大切にして頂けたらと思います。整体で歪みを調整し、お身体の痛みを感じなくなってきた方にはトリートメントなどで体液の巡りを整えて頂くケアもおすすめです。



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